キャンピングトレーラーに搭載されているFFヒーターはプロパンガスが熱源です。
今回はFFヒーターの使い方と、気になるガスの消費量について解説します。
1.各部の名前と働き
a:コントロールノブ
b:ファンスイッチ(無い場合もあり)
c:自動点火または手動点火スイッチ
d:自動点火装置の電池ケース(無い場合もあり)
e:自動点火装置用ディスプレイ(無い場合もあり)
f:点火確認窓
g:温度センサー
h:データープレート
2.点火方法
FFヒーターを点火するには、コントロールノブを1~10の間まで回します。コントロールノブを一番下まで押し下げ、5秒ほどしたら手動点火スイッチを押し下げて点火します。点火確認窓から点火したことを確認し、また5秒ほどしたらコントロールノブをゆっくり引き上げ、火が消えていないことを確認します。
なお、自動点火装置の場合はコントロールノブを押し下げておくと「カチカチカチ」と音が鳴り、自動的に点火されます。
3.ファンスイッチ
FFヒーターの熱をトレーラー内に循環させるファンのスイッチです。
スイッチの上のノブを1(弱)~5(強)に回すことで、ファンを作動させます。
中央の位置はオフ、左右にスライドするとファンがONになり、左側は手動調整、右側は自動調整されます。
4.消化方法
コントロールノブを0の位置に戻すとFFヒーターが消化します。
ファンを回している場合は、そのまましばらく回し続けることでヒーター上のクローゼット内に熱が籠るのを防ぐことができます。
5.ガス消費量と電気使用量
5-1.ガス消費量
TRUMA FFヒーターのガス消費量は、カタログ上30g/h~280g/hとなっています。
真冬の高原(標高700~800m)でメモリ5~6、標高の高いスキー場などでメモリ7~8で回せば室内は半袖でも大丈夫なくらいに温まります。
5-2.電気使用量
TRUMA FFヒーターのファンを回すと、カタログ上0.3A~1.0Aの電気を消費します。
いちど部屋が温まってしまえば全開でファンを回し続ける必要もないので、0.3A~0.5A程度の消費量になります。